PARADE本編を観た高揚感で書いたものなど

「僕たちの提示したコンセプトが見てくれる人にハマらない場合もあるからリスクは感じた。でも無難なものを作って埋もれるより、誰かには嫌われるかもしれないけど、誰かの心には確実に残るライブを届けたかった」
 
 
普段控えめな彼の言葉が一番攻めていて、パンフレットを読んだ瞬間に胸がギュッとなったんだよなぁ。知念くんの言葉を借りるならば「誰かの心には確実に残るライブ」の「誰か」のカテゴリーに私は確実に入った。
簡単にコンサートに行ける環境にいないので回数的にはそんなに行けてもないけど、今までのコンサートで一番心に刺さったコンサートだったと思う。
 
 
コンセプチュアルでマジカルな世界観、どの断片を切り取っても余すことなく煌めいていて、
どの一瞬を思い出してもトキメキが止まらない。
ユニットが無かったりで初日のツイッターには否定的な意見も散見されたが、回数を重ねるごとに
ファンを納得させていったJUMPのパフォーマンスは圧巻だった。
 
昨年末のちねじゃん、スペインでサッカーを観たことになぞらえて「観てるファンにも役割がある」と言ってくれたことを今も宝物のように大切にしている。知念くんにとってコンサートは一方的にパフォーマンスを提供する場ではなく、ファンと一緒に創り上げるものなんだなと。ファンの立場を一方通行にしない、全方位の思いを掬い取ってくれるアイドルのファンで世界一幸せなのだ(すぐノロケるので話が脱線するぜ)
 
知念くんについて言えば、ぷぅの衣装や「可愛くてごめんね」の振り切った可愛さから、Entertainmentや獣と薔薇でのゴリッゴリにカッコいい姿、スタタイやLast Danceでは深みのある表現力で聴かせ、布フライングでは天女の羽衣と錯覚するような夢と現実の狭間に迷い込ませたり、1秒の隙も無い完璧なるエンターテイメント。瞬きするのも惜しいくらいだった。
 
ーありえないくらいで丁度いい とびっきりの魔法をかけて僕らまた旅に出るんだ
完璧にはなれやしなくて 迷って悩んで躓いた時にこの景色を一緒に思い出そうよー
 
PARADEは魔法にかけられた世界だった。アナザースカイで風間くんがディズニーのことを
「魔法をかけた人たちがいるというのが一番感動する。魔法で世界ができた訳ではなく、魔法をかけた人たちの努力だったり意思みたいなもの。その人たちの努力をことを魔法というんだと思う」
と仰ったけど、まさにこのステージを作り上げたJUMPとスタッフの方々の覚悟で形作られた魔法にかけられたんだと思う。
魔法は解けてしまったけれど、迷って悩んで躓いた時にJUMPと一緒に見た景色を思い出している。
 
 
アイドルとは生き方だなぁと思う。その生き方を感じてファンは日々力を貰うという生命の連鎖。
幸せの涙も胸を焦がすような切ない涙も、こんなに沢山の感情が溢れてくるのはHey!Say!JUMPだけ。大好きです!!